
十四代 柿右衛門 濁手薊文皿
現代の有田焼を牽引し、2001年に重要無形文化財「色絵磁器」の保持者(人間国宝)に認定された十四代酒井田柿右衛門(1934-2013年)による「濁手薊文皿」をお譲りいただきました。
本作の特徴は、柿右衛門の代名詞である「濁手(にごしで)」の素地にあります。米の研ぎ汁のような温かみと柔らかさを持つ独特の乳白色の磁肌が、鮮やかな上絵の具の色彩を引き立てています。
十四代酒井田柿右衛門氏は、そこに野山に咲く花や草を新たな文様としてとり入れ非常に繊細で美しい草花を描きました。
そして絵が描かれていない、濁手の素地を活かす「余白」をもたせることで、華麗な赤絵の絵柄を際立たせています。
柿右衛門様式は江戸時代に始まり、ヨーロッパのマイセン窯などにも多大な影響を与えました。
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