
金城次郎 壺屋焼 魚文 抱瓶
人間国宝である金城次郎による「壺屋焼 魚文 抱瓶(だちびん)」をお譲りいただきました。
同氏は沖縄初の重要無形文化財「琉球陶器」保持者(人間国宝)であり、壺屋焼の伝統を広めた作家です。彼の代表的な意匠である「魚文」は、勢いのある線刻と表情が特徴で、沖縄の自然と生命力を感じさせます。
釘彫りによって描かれたダイナミックでユーモラスな魚文は「笑う魚」と評され、金城次郎の代名詞として高い評価を得ています。
抱瓶(泡盛などを入れて腰に下げる、沖縄の伝統的な携帯用酒瓶)に、鮮やかな呉須の発色と躍動的な魚文を大胆に配した本作は、琉球陶器の伝統美と金城次郎独自の力強い造形感覚が融合した佳品です。
壺屋焼は300年以上の歴史を持つ沖縄の焼物で、琉球王国時代から人々の生活の中で作られてきました。その風合いは柳宗悦らが提唱した「民藝運動」においても注目され、現在も多くの愛好家に親しまれています。
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