
白磁 観音菩薩坐像
静謐な美しさを湛える白磁の観音菩薩坐像をお譲りいただきました。
この作品は、白磁の聖地として名高い中国・福建省の徳化窯(とっかよう)で制作されたものと推察されます。徳化窯の白磁は、純度の高い白さと滑らかな質感が、真珠や象牙にも例えられ、ヨーロッパでは「ブラン・ド・シン(中国の白)」の名で古くから愛好されてきました。
特に観音像は徳化窯を象徴する題材であり、本作においても流れるような衣文の表現や、穏やかで慈愛に満ちた表情に、名工たちの卓越した造形技術が遺憾なく発揮されています。
こうした白磁の仏像制作は、明代から清代にかけて最盛期を迎え、宗教的な崇拝の対象としてだけでなく、格調高い美術品としても発展を遂げました。岩座に腰を下ろす観音の姿は、見る者の心を落ち着かせる独特の精神性を宿しており、時代を経てもなお色褪せない芸術的な価値を誇っています。
古美術永澤では、こうした歴史的価値のある磁器や仏教美術の査定を承っております。整理や買取をご検討の際は、ぜひお気軽に、古美術永澤へご相談ください。
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