
寿山石 象鈕(ちゅう)対印
重厚な風格を湛えた「寿山石 象鈕(ちゅう)対印」をお譲りいただきました。
本作に使用されている寿山石は、中国福建省で産出される銘石であり、古来より「石の王」と称えられ、文人墨客の間で印材の最高峰として深く愛されてきました。
印の頭部にあたる鈕(ちゅう)には、瑞祥の象徴である「象」が精緻に彫り込まれており、力強さと慈愛が同居するような造形美です。側面に刻まれた流麗な側款(そっかん)は、金石学への造詣を今に伝えており、一文字一文字に刻者の息吹が感じられます。
こうした対印が愛好された清代末期から近代にかけては、文人文化が輝きを放ち、書や画、そして印章を一つの芸術として高める「金石趣味」が極まった時代です。印章は実用品としての枠を超え、所有者の精神性や美意識、そして格調高い暮らしを象徴する存在でした。
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