
漢代 灰釉双耳壺(はいゆうそうじこ)
中国・漢代の「灰釉双耳壺」をお譲りいただきました。
本作は、上部に施された灰釉と、下部の素朴な土肌との対比が特徴的な器です。
肩部には二つの耳(持ち手)が配されており、その周囲には櫛目文や直線的な刻線文といった、当時の典型的な意匠が施されています。
器面に流れる灰釉の跡や、経年による風合いからは、2000年以上前の作とされる品ならではの深みが感じられます。
漢代は中国の陶磁史において、原始青磁から本格的な青磁へと移行する過渡期にあたります。この時代に生産された灰釉陶器は、主に貴族の埋葬品(明器)として造られたものであり、当時の葬送文化や社会背景を今に伝える資料となるお品物です。
古美術永澤では、こうした中国古陶磁の査定を承っております。お手元にある古い陶磁器の価値を知りたい方や、コレクションの整理をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。
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