
古銭 紹平通宝
「紹平通宝」をお譲りいただきました。
紹平通宝は、ベトナムの後黎朝、紹平年間(1434~1439年)にベトナムで鋳造されていた銭貨です。一般的な円形方孔の銅銭で、フランス統治時代の当地の歴史的地域名称にちなみ安南銭(あんなんせん)と呼ばれる渡来銭の一つでした。中世、日本では自国通貨を発行していなかったため、主には中国銭が使われていました。ベトナム製の銭貨も使われていましたが、中国銭に比べると流通量は少ないため希少価値が高い傾向があり、種類や状態によってはコレクターズアイテムとして一定の価値を持つことがあります。
前近代の中国、朝鮮半島、日本、ベトナムの間で銭貨の輸出入や模倣製造が行われたため、各地で中国に起源をもつ同じ形状の銭貨が使われていました。現在では漢字が用いられなくなった朝鮮半島・ベトナムの古銭は、まさに歴史の証人といえる存在でしょう。
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