
古銭 淳熙元宝(じゅんきげんぽう)
「淳熙元宝(じゅんきげんぽう)」をお譲りいただきました。
※「淳熈元宝」と表記する場合もあります。
淳熙元宝は、南宋の第2代皇帝・孝宗の治世である淳熙年間(1174年~1189年)に発行された銭貨です。書体や背面の模様(「背月」など)、文字や模様のサイズ、額面等にいくつかの種類があります。
南宋銭のうち折二銭(二文分の価値がある高額銭)には、背面に発行の年号を鋳出したものがあります。これらは「南宋番銭」と呼ばれ熱狂的な収集の対象となっていましたが、完集は至難の業でした。淳熙元宝には七から十六までの番号が刻まれており、南宋番銭の中でも特にコレクター人気の高い銭貨です。
同時期に淳熙元宝を模倣して作られた「淳熙手」と呼ばれる安南手類銭も存在します。安南手類銭とは、主にベトナム(安南)の歴代王朝が発行した「歴代安南銭」に対し、地方や民間人の手で模造された渡来銭を指します。結び目のある独特な「手」の字が特徴の古銭で、文字の大きさや書体によって「結淳熙手」や「小字淳熙手」等と区別されます。
淳熙元宝は種類が多い銭貨ですので、希少性や保存状態によって市場価値が大きく異なります。古銭の売却をご検討の際は、ぜひ私たち古美術永澤にご相談ください。
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