
「洪徳通宝(こうとくつうほう)」をお譲りいただきました。
洪徳通宝は、ベトナムの後黎朝の第5代皇帝・聖宗の時代、洪徳年間(1470~1497年)に発行された安南歴代銭です。フランス統治時代、ベトナム北部から中部を指す歴史的地域名称が「安南(あんなん)」であったことに由来して、当地の古銭は安南銭と呼ばれます。その中でも歴代の王が発行し元号を冠した銭銘は「安南歴代銭」、民間で私鋳されたものは「安南手類銭」と呼び分けられています。安南銭は渡来銭として日本にも輸入されており、洪徳通宝もそのうちの一つです。
形状は東アジア地域における伝統的な円形方孔銭で、「上・下・右・左」の順で読む対読で銭銘が刻まれています。字体(闊字、爪正隆手、大頭通、払いのハネの有無、さんずいの位置など)やサイズ、縁の幅の広さ等に様々なバリエーションが存在します。「爪正隆手」とは、彫りが深く力強い線が特徴の安南銭独特の書体様式です。
ご先祖様の遺した古銭やコインの価値を知りたい、コレクションの整理をしたい…そんなときは私たち古美術永澤にお任せください。知識と経験豊富な査定士がその価値を見極め、適正価格をご提示いたします。
関連買取実績
-
2026.04.18
-
ローマ帝国期、3世紀頃に発行された銅貨(セステルティウス貨)の特徴を有したコインです。 表面には時の皇帝の胸像、裏面には槍や投槍を握った雷神ユピテルや、軍神ウィルトゥスといった、ローマ神話に登場...
2026.04.18
-
第一次世界大戦後のオーストリア・ハンガリー帝国の1000クローネ紙幣です。 表面中央には帝国の紋章である「双頭の鷲」が配置され、右側には花輪を冠した若い女性の肖像が描かれています。青を基調とした...
2026.04.18
-
西暦3世紀半ばにローマ帝国を統治したフィリップス・アラブス(フィリップ1世)の時代に発行された青銅貨です。 表面には右を向いた皇帝フィリップス・アラブスの肖像が描かれ、コインの周囲には「IMP ...
2026.04.18








