
「セレウコス朝 アンティオコス8世の銀貨」をお譲りいただきました。
ヘレニズム国家の一つ、セレウコス朝シリア(紀元前312年~紀元前63年)の王、アンティオコス8世の治世に発行された銀貨です。
表面には王冠を戴いたアンティオコス8世の横顔の肖像が刻まれています。アンティオコス8世は「グリュポス(鷲鼻)」と渾名されたセレウコス朝シリアの王です。ヘレニズム美術が誇る高度な彫刻技術により、その特徴的な鼻も再現された細部まで繊細な逸品です。
古代ギリシャ時代から広く用いられてきた通貨および重さの単位として、聖書にも登場する「ドラクマ」や、ドラクマの6分の1に相当する価値を持ち冥銭としても使用されていた「オボルス」など、額面により6種類の金貨や銀貨があり、古代コインとして収集の対象となっています。
古代ギリシャ時代のアンティークコインには、デザインにたくさんのバリエーションがあり、種類によって希少価値や査定価格が大きく異なります。当時の貨幣制度や文化を反映した歴史的資料であるだけでなく、魅力的な美術品として、現在でも多くの人々に愛されています。
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