
シベリア紙幣をお譲りいただきました。
ロシア内戦期、臨時全ロシア政府(コルチャック政府)によって発行されたルーブル札です。
1918年にシベリアの政権が白軍政権であるコルチャック政府に移り、オムスクが紙幣発行の中心地となりました。1918年から1920年にかけて発行された1・3・5・10・300ルーブル札は「シベリア紙幣」と呼ばれ、広範囲で流通しました。反革命派である白軍の財源として重要な役割を果たした歴史的な紙幣です。
〈上: 10ルーブル札/下: 1ルーブル札〉
いずれも表面にロシア帝国の国章であった双頭の鷲の絵柄が入ったデザインです。しかしながら、帝権のシンボルであった王冠と、王権と帝権を表す王笏、帝王の権標(十字架の付いた黄金の球)はもはや描かれていません。双頭の鷲というモチーフの歴史は長く、皇帝の権威と東西の一体性を象徴してきました。現代ロシアの国章にも引き継がれています。
シベリア紙幣は、激動の時代を今に伝える歴史の証人として非常に貴重な遺物と言えるでしょう。ご自宅にご先祖様の遺した価値のわからない古貨幣や、ご自身で持て余しているコレクションはございませんか?お困りの際は、どうぞお気軽に私たちにご相談ください。
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