
古代ローマ帝国の皇帝ウェスパシアヌス(Vespasianus)の時代に発行された銅貨です。コインの表面には、月桂冠を被ったウェスパシアヌス帝の胸像と、その周囲に「CAES VESPASIAN AVG」といったラテン語の刻印が確認できます。裏面は、船首に乗る勝利の女神ウィクトリア (ギリシャ神話におけるニケ)の図像と、「SC」の文字が刻印されています。SCとは、「セナートゥス・コンスルト」という元老院決議による発行を示す記号です。
ウェスパシアヌス帝 (在位:紀元69年~79年) は、ローマの有名な競技場であるコロッセオの建設を開始した皇帝として知られています。このコインは、内戦(四皇帝の年)を終結させ、フラウィウス朝を創設した彼の権威を示すために発行されました。
古い時代に発行されたコインは腐食や摩耗により刻印や絵柄が読みづらいものも多いため、査定には豊富な専門知識と経験が必要不可欠です。また、アンティーク貨幣は真贋や保存状態によって価値が大きく異なります。こちらのコインも時の経過により「緑青」と呼ばれる青緑色の錆が付着していますが、洗浄や研磨は価値が激減するためお控えください。
関連買取実績
-
2026.06.04
-
2026.06.04
-
2026.05.22
-
2026.05.05








