
銀錠(ぎんじょう)
中国の清代に鋳造された秤量貨幣(しょうりょうかへい)「銀錠」です。
日本では「馬蹄銀」の別称でも広く知られるこの品には、「西寧府」という当時の行政区画名と、職人や鋳造に関わる人物を示す「董鵬九」の文字が鮮明に刻印されています。
滑らかな曲線を描く独特の分厚いフォルムと、裏面にみられる無数の気泡痕は、当時の鋳造技術や銀が醸し出す風合いを今に伝えています。
この銀錠が作られた背景には、明代から清代、そして20世紀初頭にかけての中国における活発な交易の歴史があります。
当時、大規模な商業取引や納税のために銀の重量を測って決済が行われており、各地域や官庁の管理のもとでこうした銀錠が作られました。西寧府は現在の青海省付近に位置し、シルクロードやチベットとの交易の要所として栄えた歴史的な地域でした。
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