
胡蘭成直筆の掛軸
中国近現代文学の文人・胡蘭成(こらんせい)(1906-1981)の掛け軸をお譲りいただきました。
今回お譲りいただいた掛け軸は、胡蘭成の象徴的な書体で書かれた縦書きの漢詩作品です。画面中央に大きく「松寿石貞」の四文字が力強い筆致で書かれており、左側に落款印が押されています。青地に金の唐草文様の裂地が使用され、上下には金襴の一文字が配されており、格調高い仕上がりとなっています。
胡蘭成の書は、近年、中国文学史の再評価が進む中で、胡蘭成の文学的価値とともに書の作品への関心も高まっております。
本作品は保存状態が良好で、紙面に大きな汚れや破損は見られません。印章の朱色も鮮やかに残り、墨色も深みを保っています。
査定のポイントとして作品の真正性、保存状態の良さ、表装の品質、そして胡蘭成作品の希少性が挙げられます。
古美術永澤では中国書画作品の専門知識を持つ査定士が在籍しており、胡蘭成をはじめとする近現代中国文人の作品について適正な評価をいたします。類似の作品をお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。
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