
「貞寿」の銘が刻まれた菊花図の金工根付をお譲りいただきました。長寿や繁栄を象徴する「菊」は、日本文化においてあらゆる分野で主役級の題材として愛されてきました。
こちらは大変美しく気品あふれる一輪の菊が、金工師によって今にも香り立ちそうなほどの立体感で描き出されています。彫金の細かさは花びらの一枚一枚に命を吹き込むような、職人の並々ならぬこだわりが伝わってきます。また銘をこれほど立派に掲げているのは、この小さな作品の中に彫金技術をすべて注ぎ込んだという職人の自信の表れです。隠しきれない高級感という言葉がぴったりで、当時の持ち主の品格も物語っているようです。
ストラップの元祖ともいわれる根付は、本来は実用的な道具として富裕な商人や武士の間で大流行していましたが、次第に精巧な彫刻が施された日本の伝統工芸品へと変化しました。その人気は日本国内にとどまらず、海外での評価も高く熱狂的な収集家が多く存在します。ご自宅に眠っている根付や古美術品がございましたら、ぜひ一度、古美術永澤にご相談ください。
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