
水石 金剛
銘のある水石「金剛」をお譲りいただきました。
水石とは、自然石を山水風景や特定の形に見立て、室内で鑑賞する日本伝統の美意識(わび・さび)に基づいた趣味です。
このお品は、左右一対の「袖(そで)」として設えられた非常に珍しい組石であり、それぞれの石が険しい山脈を思わせる鋭い質感を備えています。
「金剛」の名にふさわしく、硬質で力強い肌合いは、長きにわたる自然の風雨がもたらした奇跡の造形といえるでしょう。共箱に記された流麗な墨跡は、この石が歴代の愛石家によっていかに大切に守られ、特別な格付けを受けてきたかを物語っています。
水石は、一個の自然石の中に大宇宙の景観を見出す日本独特の文化であり、室町時代の東山文化から江戸時代の文人墨客へと受け継がれてきました。
本作のような左右のバランスが整った一対の作品は、床の間を飾る際にも格別な品格を添えるものであり、歴史的価値とともに美術的な完成度も高い逸品です。
古美術永澤では、こうした水石の奥深い魅力を次代へ繋ぐため、査定・買取を承っております。お手元にある水石や古美術品の整理をご検討の際は、ぜひ私どもへご相談ください。
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