
藤沼源三(ふじぬま げんぞう) デッサン画
1962年制作のサインが入った、藤沼源三(ふじぬま げんぞう、1926-1991年)よる貴重なデッサン画をお譲りいただきました。
墨の濃淡と、力強くも繊細な筆致が印象的な作品で、描かれた女性の表情からは、画家の確かな技量と深い精神性が伝わってきます。
藤沼源三は、戦後の日本画壇で活躍した画家であり、特に人物画や風景画に優れた才能を発揮しました。彼は、東京藝術大学で学び、梅原龍三郎の指導を受け、洋画を深く追求しました。その画風は、油彩画においても日本画の伝統的な技法を取り入れた独特なもので、西洋のデッサン技術と東洋の精神性を融合させた作風が特徴です。
本作品は、大胆な筆運びで髪や背景に動きをつけつつ、顔の輪郭や目元は緻密に描き込むことで、対象の持つ内面的な美しさを見事に捉えています。
古美術永澤では、藤沼源三のような戦後から現代にかけての著名な画家の作品の取り扱いに力を入れております。
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