
三代 歌川豊国(歌川国貞)による浮世絵「東海道五十三次の内 大坂 逢坂(おおさか おうさか)」です。
「役者見立東海道」と呼ばれるシリーズ作品の一つで、手前に役者絵、背景に演目や登場人物に関係する宿場の風景(この場合は大阪)が配されており、歌舞伎役者が「墨染(すみぞめ)」に扮している様子が描かれています。
滋賀県大津市の「逢坂の関」を舞台とした常磐津の舞踊劇「積恋雪関扉(つもるこいゆきのせきのと)」は雪の逢坂の関を舞台に、傾城墨染(実は小町桜の精)が、天下を狙う関守・大伴黒主の野望を阻止するため妖美に踊り、激しく立ち回る物語です。
墨染は300年余の古木である「墨染桜」の精。恋人・安貞を黒主に殺された怨みを晴らすため、傾城(遊女)の姿で現れます。
関兵衛が大盃に映る北斗七星を見て吉凶を占う場面や、桜の木の中から墨染の姿が浮かび上がってくる場面が神秘的な演目です。
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