
東山魁夷《早春のディアハーヴェン》をお譲りいただきました。
1962年、画想を得るため向かった北欧4ヵ国を巡る旅で、50余にも及ぶスケッチを描きました。
そのほとんどが帰国後すぐさま制作に結びつくことになるほど、北欧への旅は魁夷にとって意義のある旅でした。
デンマークのコペンハーゲンの近郊にあるディアハーヴェンは鹿の園と言う意味で、海へとつながる平地に広がる森です。
魁夷が北欧行きを決めたのは、この森を写した写真集に触発されての事でした。
北欧特有の、薄暗くまだ冷たさを感じる清澄な空気を感じさせます。短い春の訪れはまだ先のようです。
淡い茶系統の落ち着いた色調でありながら、「東山ブルー」を彷彿させる寒色に静けさを感じます。
東山魁夷といえば「東山ブルー」と称されるほど青の印象が強いですが、そのイメージが定着するきっかけとなったのが、この北欧の旅でした。
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