
佐々木象堂 ひな鷲地蔵
人間国宝、佐々木象堂(ささき しょうどう、1882-1961年)による気品あふれるブロンズ作品「ひな鷲地蔵」をお譲りいただきました。
本作は、掌に愛らしいひな鷲を乗せたお地蔵様が、穏やかで慈愛に満ちた微笑みを浮かべて佇む姿を表現した名作です。
伝統的な仏像の形式を踏襲しながらも、どこか現代的なすっきりとした美しさが感じられるフォルムが特徴で、象堂らしい親しみやすさと独自の工夫が随所に散りばめられています。
新潟県佐渡出身の佐々木象堂は、大正から昭和にかけて活躍し、蝋型鋳造の分野で重要無形文化財保持者に認定された鋳金家です。
西洋のモダンな様式に触れた経験から、それまでの伝統にとらわれない独自の作風を模索しました。戦後は飛鳥仏や正倉院といった日本の古典的な造形美に関心を深め、素朴な童子や仏をテーマにした作品を多く手がけました。
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