初代 徳田八十吉 香炉

初代 徳田八十吉(とくだ やそきち)の香炉をお譲りいただきました。

初代徳田八十吉は明治6年、石川県能美郡小松大文字町(現小松市)の染物屋に生まれ、幼少の頃から日本画家を学び公暉と号しました。松雲堂風をつくりだした左瓶こと松本佐平は義兄にあたり、17歳で八十吉は左瓶の徒弟となり九谷上絵付を学びます。
古九谷(五彩)や吉田屋の青手の美しさに魅せられ、九谷磁器と釉薬の研究に没頭。その再現に生涯を賭けた初代徳田八十吉は、九谷焼の最高峰作家として評価されています。その卓越した高度な技術により、昭和28年文化財保護法により「上絵付(九谷)」で国の無形文化財に認定されました。
浅蔵五十吉、二代目徳田八十吉(外次)、三代目徳田八十吉(正彦)などの名工を育て、九谷の後継育成と発展に大きく貢献しました。

買取のお品は、獅子が摘みとなった角型香炉です。遊ぶ唐子に赤絵の文様を敷き詰めた九谷らしい作品。無駄のない精緻な絵付けは、初代ながらの技術の妙を感じさせる一品です。

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