
こちらは三代 歌川豊国・歌川広重「双筆五十三次 程ヶ谷 伊勢参」です。
双筆五十三次は広重と三代豊国の合作で、広重が画面上部の「コマ絵(窓枠のような小さな枠)」に各宿駅の風景を描き、人物を三代豊国が描いた大判錦絵 全55図の連作です。
江戸時代のお伊勢参りは「一生に一度の大旅行」として爆発的な大ブームとなり、数十年に一度、全国的に伊勢参りのブームがおとずれ、年間400万人(当時の人口の約6分の1)の人々が伊勢を目指したと言われています。60年に一度の周期で「おかげ年」と呼ばれる年が訪れると、子供や奉公人が親や主人に無断で旅立つ「抜け参り」が発生しましたが、特例として咎められることはありませんでした。本図の少年も抜け参りで伊勢に向かう途中であると考えられる理由に、少年が伊勢参の必需品である柄杓を持っています。柄杓を道中の人々に差し出すと、恵んだ方も功徳になると言われ、お金やお米がもらえたそうです。人生に一度きりの大旅行という覚悟で出掛けている彼らにとって、伊勢神宮だけでなく、道中にある観光名所やさまざまな寺社に立ち寄ることも旅の醍醐味だったのです。
関連買取実績
-
こちらは三代 歌川豊国・歌川広重「双筆五十三次 日本橋」です。 双筆五十三次は広重と三代豊国の合作で、広重が画面上部の「コマ絵(窓枠のような小さな枠)」に各宿駅の風景を描き、...
2026.08.16
-
こちらは三代 歌川豊国・歌川広重「双筆五十三次 品川 身仕舞部屋」です。 双筆五十三次は広重と三代豊国の合作で、広重が画面上部の「コマ絵(窓枠のような小さな枠)」に各宿駅の風...
2026.08.16
-
こちらは豊原国周の梅幸百種之内「義経千本櫻(桜)いがみの権太(ごんた)」です。 「梅幸百種(ばいこうひゃくしゅ)」とは、梅幸という歌舞伎役者が扮した100種の役を豊原国周(と...
2026.08.16
-
こちらは豊原国周の梅幸百種之内「化粧鏡寫(写)俤((けしょうかがみうつすおもかげ)妲妃(己) だっき」です。 「梅幸百種(ばいこうひゃくしゅ)」とは、梅幸という歌舞伎役者が扮...
2026.08.16








