
歌川 国芳(寛政9年(1798年)- 文久元年(1861年))は、江戸時代末期の浮世絵師。文政初年から万延元年にかけての画号は一勇斎国芳といいます。
文政10年(1827年)頃に発表した大判揃物《通俗水滸伝豪傑百八人之一個》は、当時の江戸でも知られていた中国伝奇歴史小説「水滸伝」の登場人物を題材とした武者絵シリーズ作品です。異国の豪傑たちを、エキゾチックで躍動感あふれる姿で描き、国芳の出世作となりました。「武者絵の国芳」と呼ばれ人気絵師に仲間入りし、74図が確認される大規模な揃物となったのです。
お買取りのお品は、《通俗水滸伝豪傑百八人之一個 跳澗虎陳達》《通俗水滸伝豪傑百八人之一個 九紋龍史進》《通俗水滸伝豪傑百八人之一個 白花蛇楊春 神機軍師朱武》で、3枚続きの大胆な構図で迫力ある作品となっています。
中央で暴れる九紋龍史進(くもんりゅう ししん)が特に印象的です。
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