佐賀県の骨董品買取は
古美術永澤

「焼き物の国」とも称される佐賀は、伊万里・有田焼をはじめとする日本を代表する陶磁器の産地であり、多くの名工や芸術家を輩出してきました。また、鍋島緞通や肥前びーどろなど、独自の伝統工芸も発展しています。古美術永澤では、これらの佐賀ゆかりの作品群に対し、深い敬意と専門知識をもって査定・買取を行っております。

佐賀県ゆかりの作家（画家・陶芸家など）

• 初代 酒井田柿右衛門（さかいだ かきえもん）： 江戸時代前期の有田の陶工。日本で初めて赤絵磁器（色絵）を創始したとされ、「柿右衛門様式」と呼ばれる乳白色の素地（濁手）に余白を活かした優美な絵付けは、ヨーロッパの王侯貴族をも魅了しました。
• 井上萬二（いのうえ まんじ）： 有田町出身。白磁の技法で人間国宝に認定。端正で気品のあるフォルムと、透き通るような白磁の美しさが特徴です。
• 岡田三郎助（おかだ さぶろうすけ）： 佐賀市生まれ。明治から昭和にかけて活躍した洋画家。優美な女性像で知られ、日本の洋画界の発展に貢献しました。

佐賀を代表する伝統工芸品

• 伊万里焼・有田焼（いまりやき・ありたやき）： 佐賀県有田町を中心に焼かれる、日本を代表する磁器。17世紀初頭に日本で初めて磁器が焼かれた地であり、江戸時代には伊万里港から国内外へ積み出されたため「伊万里焼」とも呼ばれます。染付、色絵、白磁など多様な製品があり、古九谷様式、柿右衛門様式、鍋島様式、金襴手など、時代や用途に応じて様々な様式が生み出されました。
• 唐津焼（からつやき）： 唐津市を中心に焼かれる、桃山時代から続く素朴で力強い焼き物。「土もの」の温かみと、朝鮮半島由来の技法が特徴です。絵唐津、朝鮮唐津、斑唐津（まだらがらつ）、三島唐津など多様な種類があり、特に茶陶として高く評価されています。
• 鍋島緞通（なべしまだんつう）： 佐賀市で江戸時代中期から織られている日本最古の綿織絨毯。木綿糸を手織りで丹念に織り上げ、蟹牡丹（かにぼたん）文様など独特の文様が特徴です。かつては鍋島藩の保護のもと、将軍家への献上品として作られました。

これらの佐賀が誇る作家の作品や伝統工芸品も、古美術永澤では専門の鑑定士が作者の評価、作品の出来栄え、保存状態、希少性などを総合的に判断し、丁寧に査定し、高価買取を目指します。お手元に気になるお品物がございましたら、ぜひ一度ご相談ください。