和歌山県の骨董品買取は
古美術永澤

和歌山の豊かな自然と、紀州徳川家以来の文化的な土壌、そして深い信仰心は、多くの才能ある芸術家を育み、素晴らしい伝統工芸品を生み出してきました。古美術永澤では、これらの和歌山ゆかりの作品群に対し、深い敬意と専門知識をもって査定・買取を行っております。

和歌山県ゆかりの作家（画家・陶芸家など）

• 川端龍子（かわばた りゅうし）： 和歌山市生まれ。近代日本画の巨匠の一人で、日本美術院を脱退し青龍社を創設。会場芸術を提唱し、力強くスケールの大きな作品を数多く残しました。「鳴門」「草の実」などが代表作です。
• 下村観山（しもむら かんざん）： 和歌山市生まれ（父が紀州藩士）。岡倉天心に師事し、横山大観らと共に日本美術院の再興に尽力した近代日本画の大家。古典的な画題を近代的な感覚で描いた作品で知られます。

和歌山を代表する伝統工芸品

• 紀州漆器（きしゅうしっき）： 海南市黒江地区を中心に生産される、日本三大漆器の一つにも数えられる伝統的な漆器。室町時代に紀州根来寺の僧侶たちが日用の器を作ったのが起源とされ、特に朱漆と黒漆を塗り重ねて研ぎ出す「根来塗（ねごろぬり）」の技法で知られています。盆、椀、重箱などの日用品から、茶道具や美術品まで幅広く作られ、その堅牢さと使い込むほどに増す味わいが魅力です。
• 保田焼（やすだやき）： 有田川町で江戸時代後期に始まったとされる陶器。地元で採れる陶土を用い、染付や色絵で草花文などを描いた日常雑器が中心です。素朴で温かみのある作風が特徴で、地元の人々に長く愛用されてきました。
• 紀州箪笥（きしゅうたんす）： 主に桐材を用い、その美しい木目を活かした和家具。釘を使わない指物（さしもの）の技術や、精巧な金具が特徴です。堅牢で防湿・防虫効果にも優れているため、衣類や貴重品の収納に適しています。

これらの和歌山が誇る作家の作品や伝統工芸品も、古美術永澤では専門の鑑定士が作者の評価、作品の出来栄え、保存状態、希少性などを総合的に判断し、丁寧に査定し、高価買取を目指します。お手元に気になるお品物がございましたら、ぜひ一度ご相談ください。