作品の査定・評価について
歌川国貞(三代目歌川豊国)の作品を高く評価しております。
もし作品がお手元にございましたらぜひご相談ください。

役者絵と美人画を得意とし、歌川広重・歌川国芳と並び、幕末の「歌川派三巨匠」と称されます。
作品の量は数万点ともいわれ、芝居・町人文化を知る上で欠かせない資料的価値を持ちます。
1786年
江戸・本所五ッ目(現在の墨田区周辺)に材木商の家に生まれる。幼名は倉治郎。
15歳頃に初代歌川豊国に入門し、「国貞」の名を許される。
画才に恵まれ、早くから役者絵や挿絵を手がけた。
師・豊国の写実的で華やかな画風を受け継ぎつつ、自らの個性を加えていった。
1800〜1820年代
役者絵、美人画で人気を博し、当時の浮世絵界の第一人者となる。
「香蝶楼国貞」と号して美人画を多く制作。気品ある容姿と、流行を取り入れた装飾表現で人気を集めた。
出版界では歌舞伎の役者絵揃物、芝居の名場面を描いたシリーズを多数刊行。
1830〜1850年代
作品はより華やかで装飾性が強くなり、芝居の豪華な舞台や衣裳の描写を巧みに表現した。
美人画では「猫背猪首型」と呼ばれる独特のスタイルが確立され、国貞流の様式として知られるようになる。
挿絵や合巻、艶本の制作にも多く関わり、江戸の庶民文化のイメージ形成に大きく寄与した。
1844年
師系の二代豊国の没後、「三代歌川豊国」を襲名。
以降は「三代歌川豊国」として大量の作品を世に送り出した。
1865年
80歳で逝去。
歌川国貞(三代目歌川豊国)の代表的な作品
- 『其姿紫の写絵』
- 『当世三美人』
- 『役者大首絵』シリーズ
- 『東海道五十三次見立』
- 『今様見立源氏五十四帖』
歌川国貞(三代歌川豊国) 買取実績
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