
京焼 森野嘉光 陶印
大正から昭和にかけて京都の陶芸界を牽引した名工、森野嘉光(もりの かこう、1899-1987年)による陶印をお譲りいただきました。
森野嘉光は京都に生まれ、当初は日本画家として帝展に入選するなど華々しいデビューを飾りました。しかしその後、実父の跡を継ぐ形で本格的に作陶の道へと転じ、青磁や辰砂、さらには独自の塩釉や緑釉窯変といった高度な色彩技法を次々と発表していきました。
その高い技巧と芸術性が評価され、1963年には日本芸術院賞を受賞、後に京都市文化功労者にも認定された近代京焼・清水焼を代表する陶芸家の一人です。
嘉光は戦後、清水六兵衛らとともに「京都陶芸家クラブ」を結成し、伝統的な茶道具や器の枠を超えた、現代的で瑞々しい造形美を追求し続けました。
今回お譲りいただいた陶印には、鮮やかな発色の中にも特有の深みがある緑釉(交趾)が施されており、嘉光が得意とした豊かな色彩表現を感じさせる作品です。
古美術永澤では、こうした近代京焼の作品をはじめ、作家のこだわりが詰まった古陶磁や茶道具など幅広くお取り扱いしております。ご売却を検討中の古美術品がございましたら、ぜひ一度古美術永澤の無料査定をご利用ください。
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