
中国古銭 咸豊通宝
中国清朝時代の古銭「咸豊通宝(かんぽうつうほう)」をお譲りいただきました。
中国古銭の中でも、独特の歴史背景と希少性で人気を集めているのが咸豊通宝です。
咸豊通宝は、清朝第九代皇帝「咸豊帝(在位1850〜1861年)」の治世に鋳造された銭貨で、鋳造された期間はわずか10年余りと短いため、人気が高まっています。咸豊年間は、太平天国の乱といった動乱や対外戦争があり、銅の供給が不安定であったことから、各地でさまざまな材質や書体、鋳造スタイルの咸豊通宝が作られました。中国が清の頃の日本は江戸時代、貿易港の長崎から多くの咸豊通宝が支払代金として日本に入ってきました。
咸豊通宝には、銅銭、鉄銭など複数の材質があり、表面に貨幣の名前である「咸豊通宝」が刻まれ、裏面には鋳造地と貨幣の額面が刻まれています。鋳造地は、文字によって分類され、特定の地で鋳造されたものは流通量が少なく、希少価値が高くなります。
鋳造文字がはっきりとした状態の良い咸豊通宝や珍しい鋳造地のものは、コレクターからの需要が高くなっています。
もしご自宅に咸豊通宝や順治通宝(じゅんちつうほう)や康熙通宝(こうきつうほう)などの中国古銭をお持ちでしたら、ぜひ一度、古美術永澤の査定をご利用ください。ベテランの査定士が丁寧に拝見し、適正価格で買取いたします。
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