
「方首刀(ほうしゅとう)」をお譲りいただきました。
方首刀とは、「削(さく)」と呼ばれる小刀の形を模した青銅貨幣「刀銭(とうせん)」の一種で、特に柄の先端部分が四角い形状をしているのが特徴です。
刀銭は、刀幣、刀貨とも呼ばれ、春秋戦国時代の斉・燕・越などで用いられました。形状により「尖首刀」・「斉刀」・「円首刀」・「明刀(方首刀)」の4種に分類され、時代や鋳造地によって特徴が異なります。
秦による統一後、刀銭などの地域貨幣は廃止され、円形方孔の銅銭に統一されましたが、時代を経て新王朝(紀元8年~23年)の王莽が鋳造した貨幣(王莽銭)に「金錯刀」や「契刀」等、刀銭を模倣・継承したものが再登場しました。王莽は周代の政治を理想とする復古主義的な改革を行い、貨幣も復古的なものを多数発行したのです。
古銭は当時の貨幣制度や社会状況を今に伝える貴重な歴史的遺物です。ご先祖様の遺した古銭の価値を知りたい、手つかずの蔵の整理をしたい、大切なコレクションを次世代に託したい…そういった場合はぜひ一度、私たち古美術永澤にご相談ください。専門知識と経験豊富な査定士が丁寧に拝見し、適正な価格をご提示いたします。
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