
万延大判
日本貨幣史上最後の大判として知られる「万延大判(まんえんおおばん)」をお譲りいただきました。
この万延大判は、万延元年(1860年)~文久2年(1862年)に発行された大判です。表面には「拾両後藤」という墨書が明瞭に記されており、これは代々幕府の御用金匠(ごようきんしょう)を務めた後藤家の当主が、その品質と価値を保証した証です。
万延大判はこれまでの大判と異なり通貨としての目的もあり、万延小判に対して二十五両の公定価値を持つ金貨として発行されました。
万延大判は幕末の動乱期、開港に伴う金銀比価の問題による金の海外への流出を抑えるために発行されました。これ以前の大判に比べてサイズが小ぶりになっている点が特徴的で、激動する時代の経済状況を色濃く反映しています。
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