
大正~昭和初期に活躍した近代画家、宅野田夫(たくの でんぷ、1895-1954)による、寒山拾得図(かんざんじっとくず)の掛け軸をお譲りいただきました。田夫は岡田三郎助(おかだ さぶろうすけ)に洋画、田口米舫(たぐち べいほう)に日本画を学び、のちに中国で呉昌碩(ご しょうせき)らに師事し南画を極めたという、多彩な経歴を持つ画家です。
こちらの作品は、中国・唐時代の伝説的な隠者である寒山(かんざん)と拾得(じっとく)を描いたものです。古くから東洋絵画で好まれてきた、道釈人物画(どうしゃくじんぶつが)と呼ばれる仏教的な画題です。寒山と拾得の顔は、少ない線で描かれているにもかかわらず、その表情からは不敵でユーモラスな笑みがリアルに伝わってきます。常識にとらわれない伝説の自由人という、二人のキャラクターが生き生きと画面に宿り、観る者を惹きつけて離さない圧倒的な存在感を放っています。
古美術永澤では、このような名品を次代へと引き継ぐお手伝いをしております。お手元に眠っている掛け軸や絵画、大切にされてきたコレクションの整理をご検討の際は、ぜひ私どもにご相談ください。
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