
明治・大正期に宮内大臣などを歴任した官僚、渡辺千秋(わたなべ ちあき、1843-1921)による書の対幅をお譲りいただきました。千秋は本姓を源(みなもと)とし、自身の和歌や揮毫の際にはしばしば「源千秋」と署名しています。
こちらの作品は、大正2年(1913)7月の祝賀に際して詠まれた和歌の対幅です。福井県の衆議院議員へ向けたお祝いの言葉と、その議員の夫人を称える和歌が流麗な行草書で書かれています。連綿(れんめん)が非常に自然で迷いなく一気に筆を走らせており、紙の上に心地よいリズムが生み出されています。和歌や書道の深い教養を身につけた一流の文化人、政治家ならではの品格を感じさせる名筆です。
古美術永澤では、このような名品を次代へと引き継ぐお手伝いをしております。お手元に眠っている掛け軸や絵画、大切にされてきたコレクションの整理をご検討の際は、ぜひ私どもにご相談ください。
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