
明治~昭和にかけて活躍した近代日本画の巨匠、横山大観(よこやま たいかん、1868-1958)による風景図の海暾(かいとん)の掛け軸をお譲りいただきました。大観は西洋画の技法を取り入れ、輪郭線を使わずに色彩の濃淡やぼかしで空気や光を表現する、「朦朧体(もうろうたい)」を確立したことでも知られています。
こちらは海から昇る朝日、真っ赤な太陽と穏やかな海、そして岩場に立つ松林が描かれています。ぽつんと描かれた旭日は小さいながらも強い存在感を放ち、幾重にも重なるグラデーションのような波からは、海の広大さが伝わってきます。また、厳しい自然の中で力強く生き抜く松の木の姿も印象的です。見ているだけで心が洗われ、穏やかな気持ちにさせてくれる作品です。
古美術永澤では、このような名品を次代へと引き継ぐお手伝いをしております。お手元に眠っている掛け軸や絵画、大切にされてきたコレクションの整理をご検討の際は、ぜひ私どもにご相談ください。
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