
明治から昭和初期にかけて活躍した近代日本画家、竹村秋峰(1882〜1955)による芦雁図(ろがんず)の掛け軸をお譲りいただきました。秋峰は四条派の大家、菊池芳文(きくち ほうぶん)などに師事し、師匠譲りの写実的でありながら、情緒あふれる美しい花鳥画や山水画を得意とした絵師です。文展(文部省美術展覧会)などにも出品、活躍した実力派の画家として知られています。
こちらは秋から冬にかけての象徴的な情景である、水辺の芦(あし)と雁(がん)が描かれています。古くから日本の花鳥画で非常に好まれてきた伝統的な構図です。首を少し前に突き出し、エサへ飛びつくためのタイミングを測っているのでしょうか。視線をやや斜め上に向けた、どこか愛らしいポーズが印象的です。季節の移り変わりを静かに感じさせる、叙情的な美しさが魅力の一幅です。
古美術永澤では、このような名品を次代へと引き継ぐお手伝いをしております。お手元に眠っている掛け軸や絵画、大切にされてきたコレクションの整理をご検討の際は、ぜひ私どもにご相談ください。
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