
村岡応東 掛け軸 春暁
日本画家の村岡応東(むらおか おうとう、1873-1946年)による山水図の掛け軸をお譲りいただきました。
村岡応東は、歴史人物画で知られる松本楓湖に師事し、山水画を得意とした日本画家です。巽画会や烏合会を中心に作品を発表し、文展・帝展にも出品するなど、明治から昭和前期にかけて活躍しました。
本作では、画面中央に力強くそびえ立つ2本の松の高木と、その根元に配された特徴的な岩が墨で描かれています。
松の葉や幹の質感、ゴツゴツとした岩肌が緻密な筆致で表現されており、格式のある静かな佇まいを醸し出しています。
このような山水画は床の間に飾られ、身近に季節の移ろいや自然を感じるための鑑賞用として幅広く親しまれていました。
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