
平野直行 大棗 片輪車蒔絵
現代漆芸界の名工、平野直行による「大棗 片輪車蒔絵」をお譲りいただきました。
同氏は、伝統的な蒔絵技法を現代的な感性で昇華させる作家として知られ、その緻密な筆致と豊かな色彩表現は、茶人や愛好家から高い評価を受けています。
本作の器全体に施された金蒔絵の輝きは目を見張るものがあり、手に取った際のしっとりとした漆の質感と、洗練された造形美が見事に調和しています。
意匠である「片輪車(かたわぐるま)」は、牛車の車輪が乾燥して割れるのを防ぐために、川の流れに浸した様子を文様化したものです。平安時代の貴族の生活に由来するこの主題は、古くから和歌や絵画のモチーフとして愛され、日本の古典的な美意識を象徴するデザインの一つとして定着しました。
流水に半ば沈む車輪の動きは、移ろう季節や時の流れを感じさせ、茶室という静寂の空間において、物語性と優雅な華やぎを添えてくれます。
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