
こちらは三代 歌川豊国・歌川広重「双筆五十三次 鞠子 十團子」です。
双筆五十三次は広重と三代豊国の合作で、広重が画面上部の「コマ絵(窓枠のような小さな枠)」に各宿駅の風景を描き、人物を三代豊国が描いた大判錦絵 全55図の連作です。
本図では前垂を掛けた女性が湯のみの載った盆を運び接客をしていると思われる場面が描かれています。台の上の箱に入っている円形のものは十団子というお菓子。ここは鞠子宿からしばらく西に進んだところにある宇津ノ谷峠付近の茶屋と思われます。十団子はこの付近の名物で、団子を紐などで数珠の様に丸くつなげたもので、宇津ノ谷峠の家々や茶屋で売られ道中の厄除けとしても親しまれていました。十団子には、昔宇津ノ谷峠に人を食べる鬼が現れるようになり、当地を訪れた在原業平が地蔵尊に祈願したところ、地蔵尊が僧侶が小さな姿に化けられるかと鬼の神通力を試す問いかけをしたところ、鬼が小さな玉となって見せたので、僧はそれをすかさず杖で十に砕いて飲み込み、以降鬼の災いはなくなったという伝説があります。宇津ノ谷集落では、毎年8月23・24日に慶龍寺の縁日で「十団子」が売られ、前の年の十団子を寺に返し、新しい十団子を家の軒先につるして、1年の無事を祈願するという風習が続けられています。
関連買取実績
-
こちらは三代 歌川豊国・歌川広重「双筆五十三次 浜松 乗懸馬(乗掛馬)」です。 双筆五十三次は広重と三代豊国の合作で、広重が画面上部の「コマ絵(窓枠のような小さな枠)」に各宿...
2026.08.29
-
こちらは三代 歌川豊国・歌川広重「双筆五十三次 掛川 田舎娘」です。 双筆五十三次は広重と三代豊国の合作で、広重が画面上部の「コマ絵(窓枠のような小さな枠)」に各宿駅の風景を...
2026.08.29
-
こちらは三代 歌川豊国・歌川広重「双筆五十三次 袋井 女順礼(女巡礼)」です。 双筆五十三次は広重と三代豊国の合作で、広重が画面上部の「コマ絵(窓枠のような小さな枠)」に各宿...
2026.08.29
-
こちらは三代 歌川豊国・歌川広重「双筆五十三次 日坂 無間」です。 双筆五十三次は広重と三代豊国の合作で、広重が画面上部の「コマ絵(窓枠のような小さな枠)」に各宿駅の風景を描...
2026.08.29








