
非常に重厚で存在感のある、「中国青銅器 宗周鐘」をお譲りいただきました。古代中国の歴史の重みを感じさせる作品です。
宗周鐘とは、西周時代(約紀元前11~前8世紀)、王都が宗周に置かれていた時期に王が勝利を記念して鋳造させ、祭祀や儀礼で使用された青銅製の鐘で、胡鐘とも呼ばれております。単なる楽器としてだけではなく、古代の王の権威を象徴する大切な礼器でした。現在は、台湾の故宮博物院に所蔵されており、その歴史的価値から国宝とされています。
本作は、この偉大な国宝を確かな技術で忠実に再現した、迫力のある青銅器です。
典型的な甬鐘(吊り下げるための柄がついた鐘)様式を呈しており、断面は「合瓦形」と呼ばれる楕円形となっております。また、鐘身側面には宗周鐘のもっとも特徴的な要素である乳釘状の突起が規則正しく並んでおり、鐘の下部には雷文や渦文系の文様が施されております。
そして鐘の中央部には、金文(青銅器銘文)が鋳出されており、多くの幸運が降り注ぐようにとの一族の繁栄を願う祈祷文のような内容が記されております。
荒々しく荘厳なたたずまいは見るものを圧倒し、鐘に刻まれた祈りの銘文が古代中国文明の精神を今に伝える素晴らしいお品でございます。
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