
大正~昭和初期にかけて活躍した日本画家、小茂田青樹(おもだ せいじゅ、1891~1933)の掛け軸をお譲りいただきました。西洋の技法を取り入れた写実的な作風と、そこに漂う情緒豊かな雰囲気から「詩情の画家」と呼ばれていました。
こちらは鶏頭(けいとう)の花と、竹の枝に止まる雀が描かれた縁起の良い花鳥画です。鶏頭は青樹が好んで描いていた画題の一つとして知られています。下から上へと真っ直ぐに伸びる色鮮やかな鶏頭は、掛軸特有の縦長の空間を活かして描かれ、雀との対比も空間に心地よい緊張感を生んでいます。赤と黄色という派手な色使いであっても、全体的にはどこか寂しげで静けさが漂う魅力的な作品です。鋭い観察眼で細部まで緻密にリアルに描かれる青樹の作品は、その卓越した筆遣いとともに高く評価されています。
古美術永澤では、このような名品を次代へと引き継ぐお手伝いをしております。お手元に眠っている掛け軸や絵画、大切にされてきたコレクションの整理をご検討の際は、ぜひ私どもにご相談ください。
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