
明治~大正期にかけて活躍した日本画家、望月玉泉(もちづき ぎょくせん、1834-1913)の藤花小禽図(とうかしょうきんず)の掛け軸をお譲りいただきました。玉泉は近代日本画の基礎を築いた重要な絵師の一人です。四条派の流れを汲み、動植物を鋭い観察眼で捉える写実的な描写が最大の特徴です。伝統的な日本画の技法を継承しつつ、西洋画的な立体感を巧みに取り入れることで、近代的な感覚にあふれる作品を数多く残しました。
こちらは玉泉が得意とした花鳥画の典型的なスタイルです。上部からは垂れ下がる藤の花、中段の岩に憩う鳥、下部の清らかな水流と、掛け軸の縦長な空間を巧みに活かした構図がとられています。静かに佇む小鳥と、水面を泳ぐ魚の動的な表現が絶妙に調和した、非常に涼やかな作品です。
古美術永澤では、このような名品を次代へと引き継ぐお手伝いをしております。お手元に眠っている掛け軸や絵画、大切にされてきたコレクションの整理をご検討の際は、ぜひ私どもにご相談ください。
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