
明治~大正期に南画界の重鎮として活躍した、高森砕巌(たかもり さいがん、1847-1917)の山水図の掛け軸をお譲りいただきました。砕巌は山本琴谷(やまもと きんこく)に文人画(南画)を学び、伝統的な南画の技法に写実的な描写を取り入れ、山水画や花鳥画を得意とした近代南画の大家として知られています。
こちらは険しい岩山、松の木、川の流れ、そして小さな東屋が描かれ、自然の静寂と雄大さを表現した山水画です。墨の濃淡の中に、控えめながらも温かみのある色彩が施されており、静かな山里の空気感が伝わってきます。砕巌は淡い彩色を効果的に使い、季節感や空気感を表現することを得意としていました。水墨の静けさと色彩の情緒を両立させている作品です。
古美術永澤では、このような名品を次代へと引き継ぐお手伝いをしております。お手元に眠っている掛け軸や絵画、大切にされてきたコレクションの整理をご検討の際は、ぜひ私どもにご相談ください。
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