
江戸時代中期~後期にかけて活躍した、円山応挙(まるやま おうきょ、1733-1795)の掛け軸をお譲りいただきました。写生を重視したその画風は、円山派の祖としてのみならず、近現代日本画の源流とも評されています。門下には応挙のスタイルを継承した逸材をはじめ、数多くの絵師が集いました。
こちらは5世紀末の中国・南斉の皇帝、蕭宝巻(しょうほうかん)の寵妃(ちょうひ)であった、潘妃(はんき)を描いた美人画です。皇帝が潘妃のために、黄金の蓮華を床に敷き詰めた道を歩かせ、「歩くたびに蓮華が生まれるようだ」と称えたという伝説が描かれています。潘妃が持つ籠の中には彼女の象徴である蓮華が入っていますが、背景をあえて描かないことで自然とその表情や、蓮華へと視線が導かれます。また着物の輪郭には勢いがありますが、顔立ちは非常に繊細な線で描かれ、その対比が女性の柔らかさと芯の強さを同時に表現している作品です。
古美術永澤では、このような名品を次代へと引き継ぐお手伝いをしております。お手元に眠っている掛け軸や絵画、大切にされてきたコレクションの整理をご検討の際は、ぜひ私どもにご相談ください。
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