
清代中期に活躍した詩人・画家・書家、金農・金冬心 (きんのう・きんとうしん、 1687-1763) の梅花図の掛け軸をお譲りいただきました。「冬心」の号は広く知られていますが、他にも数多くあると言われています。冬心は清代の個性的な画風で知られる一群、揚州八怪(ようしゅうはっかい)の一人でリーダー的存在でした。
こちらは一見すると静かな水墨画のようですが、細部を見ると非常にダイナミックに描かれています。上部の梅は厳しい寒さに耐えて咲く高潔さを感じさせ、下部の水仙は凛とした佇まいで、春の訪れという明るい希望を感じさせます。また書においては刷毛で書いたような、扁平で角ばった独自の書体を生み出しました。書画一体の世界観が見る者の心を揺さぶり、一筆に込めた美学に強く惹きつけられる作品です。
古美術永澤では、このような名品を次代へと引き継ぐお手伝いをしております。お手元に眠っている掛け軸や絵画、大切にされてきたコレクションの整理をご検討の際は、ぜひ私どもにご相談ください。
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