
明治~大正期にかけて活躍した日本画家、高島北海(たかしま ほっかい、1850-1931)の翁蘭菊図(おきならんぎくず)の掛け軸をお譲りいただきました。北海は専門の森林学を研究するために渡仏しましたが、現地でエミール・ガレらと交流し、アール・ヌーヴォーの誕生に多大な影響を与えた画家としても知られています。
こちらは墨の濃淡のみで菊を描いた水墨画です。右下に書かれている漢詩『既酔以酒 既飽以徳 君子萬年 介爾景福』は、詩経の既酔(きすい)という詩の一節で、宴席などで多く用いられる「繁栄と長寿」を願う吉祥の言葉です。長寿や高潔さの象徴である菊は多くの絵師に描かれてきました。墨の濃い葉の部分と淡い花びらの部分の使い分けが絶妙で、見る人の心を落ち着かせるような心地よさと、格調高い美しさを兼ね備えた作品です。
古美術永澤では、このような名品を次代へと引き継ぐお手伝いをしております。お手元に眠っている掛け軸や絵画、大切にされてきたコレクションの整理をご検討の際は、ぜひ私どもにご相談ください。
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