
実業や政治の傍ら書道家としても活躍した、陳静斎(ちん せいさい、1885-1945)の石鼓文の篆書の掛け軸をお譲りいただきました。石鼓文とは現存最古の石刻文字といわれ、中国の戦国(東周)時代、太鼓のような形をした10個の石に刻まれた文字のことです。狩猟の様子などに関する四言詩が書かれています。書体は篆書体の一種で大篆(だいてん)に分類されます。
こちらは、「吾車既工(わがくるますでにたくみに)…」で始まる、石鼓文の中でも特に有名な第一鼓(吾車鼓)の一節を臨書したものです。始皇帝による文字統一以前の、秦における整った文字造形が特徴で、一本一本の線に迷いがなく、堂々とした佇まいを見せています。ゆったりとした曲線が、作品全体に圧倒的な安定感を与えています。
古美術永澤では、このような名品を次代へと引き継ぐお手伝いをしております。お手元に眠っている掛け軸や絵画、大切にされてきたコレクションの整理をご検討の際は、ぜひ私どもにご相談ください。
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