
大正~昭和時代にかけて活躍した日本画家、荒井寛方(あらい かんぽう、1878-1945)による老松梅図(ろうしょうばいず)の掛け軸をお譲りいただきました。寛方は緻密で美しい仏画や美人画、歴史画で広く知られていますが、水墨による風景画や樹木画も数多く残しています。
こちらは水墨画という墨一色の世界でありながら、画面の下半分を占める、ねじれながら力強く立ち上がる巨木が驚くほどダイナミックに見事に表現されています。上部と下部が見せる見事な対比が特徴で、躍動感にあふれています。自然の生命力を感じさせる下部の巨木に対し、上部は天に向かってしなやかに伸びる梅や松が描かれ、豪快さと繊細さという二面性が同居する魅力的な作品です。
古美術永澤では、このような名品を次代へと引き継ぐお手伝いをしております。お手元に眠っている掛け軸や絵画、大切にされてきたコレクションの整理をご検討の際は、ぜひ私どもにご相談ください。
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