
棟方志功(棟方巴里爾 識)松韻の柵
版画家、棟方志功(むなかた しこう、1903-1975年)の作品「松韻の柵」をお譲りいただきました。棟方志功は自らの版画を「板画」と呼び、独特の生命感あふれる作風で知られる作家です。
本作『松韻の柵』は、力強い墨線と独特の構図が印象的な一作で、松の佇まいや風の響きを想起させる画面構成が特徴となっています。
なお、本作の箱書きには、長男である棟方巴里爾氏による識(サイン)が添えられています。
棟方が活躍した昭和期は、日本の近代美術において版画表現が多様な展開を見せた時代でした。仏教美術や郷土の風景から強い影響を受けた棟方は、巡礼者が札を納める感覚になぞらえて作品に「柵」という名を冠し、独自の表現を追求しました。
古美術永澤では、棟方志功をはじめとする近代版画や古美術品の買取を承っております。ご自宅で保管されているお品物や、ご遺品の整理・コレクションの売却に関するご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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