
山村耕花 新版画 役者絵
山村耕花(やまむら こうか、1885-1942年)による新版画の役者絵をお譲りいただきました。
同氏は明治から昭和にかけて活動した日本画家・版画家で、大正・昭和期において多くの役者絵(大首絵)を手掛けたことで知られています。
耕花の役者絵は、浮世絵の技法を取り入れつつ、近代的な写実性や人物の表情描写を組み合わせている点が特徴です。
本作においても、役者の表情や衣服の質感、指先の描写などが丁寧に表現されており、背景の処理や全体の構図が作品の雰囲気を構成しています。また、裏面に見える摺りの跡からは、当時の木版の擦り込みの様子を確認することができます。
大正期に渡辺庄三郎を中心に展開された「新版画運動」は、江戸時代から続く木版画の技術を再評価し、近代的な表現を取り入れた版画を制作する取り組みでした。
古美術永澤では、山村耕花をはじめとする新版画や、大正・昭和期の版画作品を取り扱っております。ご自宅にある新版画や古美術品の査定・買取をご検討の際は、お気軽に古美術永澤へご相談ください。
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