
こちらは江戸の花名勝会のうち「十一 北組 中村鶴蔵/両国」です。
「江戸の花名勝会」は歌川豊国三代(初代国貞)の役者絵を中心に、複数の絵師の絵を一枚に配した 「貼交絵(はりまぜえ)」。江戸町火消「いろは四十八組」の各組を代表する名所旧跡を紹介する形で、絵には各組の纏が描かれ、また、その地にゆかりの歌舞伎の演目、当時の人気歌舞伎役者などが描かれています。
役者絵は歌舞伎の演目「与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)」に登場する「蝙蝠の安(こうもりのやす)」に扮した初代 中村鶴蔵です。右頬に入れられた蝙蝠(こうもり)の刺青が特徴の小悪党で、与話情浮名横櫛の主人公、与三郎の相棒である蝙蝠安の人物のモデルは実在したと言われています。
また、他は奥に両国橋、手前には納涼の様子が描かれています。5月28日は「花火の日 」とされており、これは、享保18年5月28日の江戸・両国川開きにおいて、大飢饉や疫病による死者供養と災厄除去を祈願し、花火師、六代目鍵屋弥兵衛が花火を打ち上げたとされることに由来します。両国川開きは、現在の隅田川花火大会に引き継がれています。
関連買取実績
-
2026.10.30
-
2026.10.21
-
2026.10.16
-
2026.10.14








