
三代 歌川豊国(歌川国貞)による浮世絵「東海道五十三次の内 吉田之驛 夕霧(よしだのえき ゆうぎり)」です。
「役者見立東海道」と呼ばれるシリーズ作品の一つで、手前に役者絵、背景に演目や登場人物に関係する宿場の風景(この場合は吉田)が配されており、歌舞伎役者が「夕霧太夫(ゆうぎりだゆう)」に扮している様子が描かれています。
夕霧太夫は歌舞伎演目「廓文章(くるわぶんしょう)」に登場する遊女で、商家の若旦那 藤屋伊左衛門の恋人でもあります。
夕霧太夫は史実においても日本三太夫の一人で絶世の美女と伝えられています。
京、大坂の遊女は太夫を頂点に天神、鹿子位(かこい)、端女郎とランクがあります。太夫は絶世の美女で傾城(けいせい)と呼ばれ、容姿だけでなく万芸を会得し、漢文も読めるのが望ましかったといわれています。太夫は郭が生んだ最高の芸術品。島原の太夫には朝廷から「正五位」の官位が贈られ、島原は公家貴族、新町は大分限者、大店の主人が遊ぶ(揚げと言う)文化サロンでした。揚げ代は太夫が43匁(6万円強)、ほかに揚屋への心付け、禿や引舟、揚屋に呼ばれる芸者衆へのチップ、飲食代などがかかり、太夫を揚げると、揚げ代の数倍から10倍は必要でした。
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