
田中頼璋(たなからいしょう 1866-1940)は、文展旧派の実力者として、明治から昭和にかけて活躍した日本画家です。旅絵師として暮らしたのち、36歳のときに上京し四条丸山派の大家・川端玉章に入門。中国画を学び、文人趣味と円山派の写実性の融合を目ざした作風と評されました。
今回お譲りいただいた作品を見てみましょう。川の浅瀬に入り釣り糸を垂らす人物の後ろ姿が見えます。近景の岩場、木々の葉の重なり、遠景の山へと抜けてゆく空気の層のまでもが繊細な濃淡で表現され、幽雅な空間が立ち現れています。山水画の名手として知られた田中頼璋の卓越した筆技と描写力が遺憾なく発揮された傑作と言えましょう。
私ども古美術永澤では、美術作品の持つ価値を適正に評価し、次世代へと繋いでいくことを使命としております。
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